毎年言っていますが。寒いですね。寒いというから寒い感じが増してくるのだと言われるかもしれませんが、寒いものは寒いんだからしょうがないのです。むしろ受け入れているからこその発言。もはや非常に前向き。
しかしながら寒さは自分の中のバッテリーが異常な速度で減っていくのを、リアルに感じて実際のところ前向いていても風が冷たいのは辛い辛すぎる。
こんな季節に外で写真撮るとか、多摩川の河川敷で石とか撮ってるとか正気の沙汰ではないと思います。そんな人いたら見てみたいですね。

ちなみに大いなる矛盾ですが、冬の光の感じは好きなんです。
こうキリッとしていて、そういうのを体感できる日本でよかった、と思います。が、寒いです。もうほんとに。

さて

本日のテーマですが、先日某写真教室で行われたクリスマスパーティーでのこと。

チャリティオークションというのが行われたんですが、
主に写真教室講師が持ち寄る感じで、講師自身の作品や過去に購入された作品、テラウチマサト校長がテレビ出演の時に使った衣装(靴)、などなど。

ということで、
本多が持ち込んだのはこちら。
ドン

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だるまです。

あれ?写真に関わる品々の中にまぎれてよく聞こえませんでしたか?

もう一回言いますね。

だるまです。

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本気も本気のだるまです。吉祥寺で買ってきました。

これには2つの構想がありました。

ひとつはたぶん値段がつかないか、最底金額をマークすること。無難にハンパな値がつくより「えーーー」ってのがあったほうがいいんじゃない?みたいな。
メリハリ。
写真教室だから写真にまつわるものとか普通すぎてどうなの?という、むしろレアものなどは競い合ったら存在を食い合いかねないということで、他の講師の諸先輩にお任せして。若いのは常に鉄砲玉ですよ。まさに飛び道具。

だるま。
え、タイトルにクリスマスってあるじゃないですか?とかそういう細かい話は良いんです。どうせ数日後にはメリクリ言っていたのが、手のひら返したように正月商戦ですよ。

もう一つは、
これ実はわりとまじめに考えていまして、
チャリティの本質について、この縁起物を人はどう解釈して扱うのか、という点。
だるまって願をかけて片目を入れて1年置いておくじゃないですか。
そこにチャリティということは、その金額が誰かの支援につながるってことです。
ペイフォワードですよ。

チャリティってなんのためのチャリティなのか?その先に誰がいるのか?
普段、そんな習慣なんかないから募金とか寄付とかなんだか気恥ずかしい日本の皆様方にも「購入」という「理由」とか「きっかけ」をわざわざ作ってくれてるわけですよね。
そのもの自体が欲しいかどうかはむしろフックでしかないわけです。

その作品が欲しいとか価値を考えるということ以上に、その先の人をどれだけ考えているかということです。
ここでかけた金額はきっと帰ってくると思います。

自分が作家で、作品販売するというときもそうです。
誰かの作品を買うから、自分のが売れる、そんなジンクスはあると考えています。
もちろん自分の経済状況などにもよりますので、無理してまで、ということですが、金額にそれは正比例します。

そして、だるまさん・・・
入札なし、0円でした(潔すぎる・・だるまさん転んだ・・)

ペイフォーワードしてればきっと倍返しだったのに。もったいない。

日本人にはそういう文化が希薄なので、ましてイベントのようになってしまったらしょうがないといえばそれまでですが。

※本内容の主旨はある団体や個人を批判するものではなく、補足的な意味で書いています。
※自分の立場上入札できなかったので、そこはご了承ください。
※そもそも提出していない講師がいることはこの際言及しません。